ドーム隊
朝,私のことろに相談が来ている未来館との計画に関してちょっと隊長と打ち合わせ.その後隊長は,しらせが晴海に回航されて,そこに未来館館長で宇宙飛行士の毛利さんが見学にくるというので,毛利さんのマブダチの本吉さんを伴ってしらせへと出かけて行った.(み・くりさんが見かけたという見学者は隊長と毛利さんだっかも...)
午前中に衛星受信の講習を受ける.
先月末に先発したドーム隊が,昭和基地からのピックアップ隊に合流した模様.もうすでに仲間の一部は南極氷床の上にいる.
そのドーム隊の頭をつとめる本山さんが,富山に本拠地を置く「草刈り十字軍」でも有名な農業開発技術者協会から山崎賞を受賞したというニュース.ドーム計画の一番の功労者が本山さんだってことは誰もが認めるところでしょう.おめでとうございます.
夕刻,極地研Gゼミ内の壮行会に飛び入り参加.今回はGゼミ関係者からは隊長をはじめとして多数が南極に行くだけあって,会も盛況.「落とし物をするな」「自分の身は自分で守って生きて帰ってこい」との両M教授の壮行の言葉をありがたく頂戴する.
初雪
平野部での初雪.一気に寒波が来たのでさすがに寒い.20日後に極域に旅立つ身としてはそんなこと言ってられないんだけど...
午前中にゼミをこなして,午後に極地研へ.東京では口々に「寒いね」と声を交わしているのを見かけるが,私には暖かい.
プレス
耳鼻咽喉科病院の待合室で読んだ新聞の占いは「最低」.これが良く当たった.
「最低」の運勢とは関係ないが,国際南極大学構想のネット配信の相談のため,杉山氏と末吉氏がやってくる.末吉氏とは初対面.(そりゃリンク場所は学院カテゴリでしょ,と思うよ).
観測隊長の意向で,JARE47に関する記事を載せていたりその予定のあるウェブサイトの公表の可否についての依頼が来た.インターネットが自由に使えるようになった現在では,南極観測に関する情報統制は結構難しい問題でもあり,逆に社会に対する開けたJAREをアピールする意味では重要な手段でもある.このページは大学教員としての公式サイトとしての性格もあるし,公表することは義務にも近いのでOKなんだけど,記載内容にはこれまで以上に気を遣う必要があることを自覚.いやホントに自覚させられました.
帰還
昨夜からの風で葉がけっこう散った.でも今朝はボワーっと暖かい.
パキスタンへ出かけていた組が帰還.
明け渡した実験室の掃除やら,あちこちからの依頼や問い合わせのメールに対応したりする一日.
今日は極地研からの最終貨物便が出る日.私の私物もしらせへと運ばれているはず.極地研のお二人,大変でしょうけど,どうぞよろしく.
鼻が腫れていたい.
おざなり
連休の谷間.教員ひとりでゼミ.
夕刻,起学専攻セミナー?.前半のモデルの話は,どこまで何を言いたいのかさっぱりはっきりしない.
中間発表
M2の修論中間発表の前半.
カナダからのメール
午前中,白岩さんと的場君がやってくる.カムチャツカのイチンスキーという火山でコアを掘る計画があるとかで,私が13年前に登った時の写真などを見せる.
カナダでお世話になったShaw教授の教え子で,現在バンクーバーの大学で学位を取る寸前の院生から,学位を取ったら北大に留学したいので受け入れ先になって欲しい,というメールが来た.Scablandでも一緒に調査をしたのでよく知っている院生.
なんだかここに来て,過去からのお呼び出しがかかる機会が増えた感じ.人生12〜3年周期で回っているような感じ.
カナダでは多くの人々に助けられた.これまで恩返しをする機会がなかっただけに,私にとってまたとない要請である.しかし,なんとタイミングの悪いこと.日本の山岳地帯で,氷河地形の本場のカナダで学位をとった水流派の研究者と一緒に研究できるかもしれないというのに,南極に行って不在になってしまう...
カナダのような理想的なフィールドがあるのになんでわざわざ氷河のない日本に...とも思うのだが,とりあえず日本の氷河地形研究が抱える問題や調査できそうな内容を伝えて,私がいなくてもなんとか来日が実現できるように手はずを整える努力をすることを伝える.
カードゲーム
朝,手稲山が白くなっていた.本格的な冬ももうすぐそこ.
うちの息子はカードゲームにご執心である.この熱意で勉学に励んでくれればいいのに,と思うこともあるが,ひょんなことから,ある研究所が作っている子供向けのカードゲームがあることを知る.
理研の生物系の研究センターの広報用に作られているらしく,発生学の実験に使う生物がキャラクターになっている.センターの構成員のカードもある.大学院生(1)・テクニシャン(2)・獣医師(4)・ポスドク(6)・ラボヘッド(8)ときて,最強のカードが所長(10)だ.大学の研究室ではないので,構成員をそのまま比較することはできないけど,ポスドクが一人前の研究者として紹介されており,一般的な研究員というのがないのが不思議.
このカードで遊ぶ子供たちは,研究するならポスドクに...なんて思ってしまうんだろうか?私の中でのポスドクといえば,身分も安定しないのに中心的な戦力として将来の安定した身分への就職をえさに業績をあげるプレッシャーに押されながらこき使われる人々,という認識があるんだけど...
このカードの作者の意図がどこにあるかは知らないけど,日本の研究機関の基本構造がすけてみえるようで,自分の息子にはこのカードでは遊ばせたくない,と思った.実際のところ,「パパは何?」と聞かれるのが一番つらいんだけどね.






