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遠隔で操作方法を伝えるために,iChatの画面共有機能をはじめてマジで使った.すごく使えるこれ.
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ようやく「「Quanternary Glaciations Extent and Chronology」とLPSとのつながり手順を構築するところまで完了.要は,LPSで空三評定したステレオペア実体視上に,氷河分布のシェープファイルをバーチャル3Dでオーバーラップする,ということ.
ずーっとこれがやりたかったんだよねぇ...実際に出来てみると,2Dで氷河分布を再現していた方法のいかがわしさがものすごくはっきりする.
あとは,この作業をどうやって全道,あるいは全国まで拡張するか,という問題が残る.カバーする写真のペアだけでも数百になるだろう.D論数本規模のプロジェクトだ.興味のある院生がいれば是非やってもらうことだけれど,どうやら孤軍奮闘しなければならない雰囲気.
LPSの作業と並行して,これまでに撮りためたリバーサル写真をスキャンしてデジタル化している.ざっと一万枚はあるだろうか.どれもデジカメが出る前に撮ったものだけれど,そんなに昔という訳でもない.最初に昭和基地で越冬した時の写真はそろそろ退色しはじめているので,今の内にデジタル化しておくのが吉.
現像処理をしないと写真が見られない,というデジカメ以前の越冬は大変だった.なにせ,最長で一年半後の帰国を待たないと,ちゃんと撮れているかも確認できなかったのだ.Blogに載せてすぐに公開,なんて現状は,当時からみればまるで夢のような話.
それでも,写真屋のない昭和基地でも,撮った写真をすぐに見たい,という要望をかなえてくれる手段がなかったわけではない.コダックやFuji Filmが出していたカラーリバーサル現像キットがそれ.これを何十セットも南極に持ち込んで,週末になると基地内の現像室にこもってシコシコと現像を繰り返していた.その現像室は,今では女性用浴室に改造されていて,もう存在しない.フィルム現像の必要性が最後まで残されていたレントゲンも47次でデジタル化したので,昭和基地で現像を必要とする仕事が残っている部署はもうないハズである.
今スキャンしているのは,そうして自分で現像していた頃の写真.素人処理のせいもあってか,ものによっては退色がひどく進んでいるものが目立つ.
いくら撮ってもメモリーが消費されるだけのデジカメと違って,当時の写真撮影は,物理的なフィルムと現像という労力をかけた真剣勝負だった.スキャンした画像をiPhotoに取り込んで,先の越冬の際にデジカメで無造作に撮りまくった写真群と並べてみると,一枚一枚の気合いの入れようがまるっきり違うのが一目瞭然である.
ついでに,フィールドノートを開いてデジタル化した写真にキャプションを付け直している.これもデジカメになってからというもの,とんとやらなくなった作業だ.逆に,デジカメ画像に埋め込まれているタイムスタンプやGPSの位置情報を,行動記録代わりにするようにさえなっている.ある意味これが,フィールド屋としての退化の始まりなのかも知れない.実際,フィールドノートと写真の記録をつきあわせて読み返していると,今の自分からみてもこれは重要だな,と再注目してしまうような記録を発見してしまったりする.当時は明確に意識してはいなかったけれども,そこには,しっかり注目していた過去の自分がいた.そういうことだけみても,近頃の私はすっかり退化しているんじゃないかと思ってしまうのである.
いや,現代の便利な機器のおかげで仕事が効率化し,成果もどんどんあがる,とならなきゃいけないんだろうな,本当は...
今日もLPS.昨日やった手順をもう忘れている.年だ...
とりあえず,今日から本格的にLPSを稼働.まずはポロシリ北カールでテスト.
そして体作りも今日からスタート.
午後に札幌を出て勇駒別へ.久しぶりに白樺荘に泊まる.積雪はまだたっぷり.
行きの車の中で,阿部さんから,ゲップがでるくらいたっぷりのセルロン話を聞かせてもらう.
夕刻より,ロッジの中で雪氷災害調査チームのミーティング.昨冬の出動報告と運営に関する懸案事項のディスカッション.
荷物整理の合間に,資金調達のためゴニョゴニョ.
新しらせが進水式を迎えた.海上公試(運転試験)というのもあったらしい.ほんとうの完成は5月.
セルロ隊の大和田隊長が帰国というニュース(山口ローカル版).