ゼミ
ゼミ.
ANOVAやらなにやら,その分野では重要そうな解析方法.
紹介される文献も,すぐ上のひとのだったりして,ちょっと安直.
日々の雑感一覧
ゼミ.
ANOVAやらなにやら,その分野では重要そうな解析方法.
紹介される文献も,すぐ上のひとのだったりして,ちょっと安直.
科研費の落選理由が郵送されてきた.結果はA評定で5点満点の数値評価もそんなに悪くない.もう一息,という感じ.
夕刻,全学教育「北海道学」の講義担当第二回目.
前回の講義で,半数以上が文系の学生であることが判明したので,ハイジやギャートルズやアイス・エイジを引き合いに出しながらわかりやすく第四紀と寒冷地形について解説.けっして彼らをなめているわけではない.むしろ文系学生のほうがすでに地理的素養が備わっているようにも思える.受験勉強の賜か.
気候や凍結現象に関しては,やはり工学・理学系の学生の反応がよい.こちらの盲点をついてくる質問も出る.
氷河の写真を多くみせたら,その美しさやダイナミックさに惹かれたので氷河地形学をやってみたい,と感想を書く学生がたくさんいた.ヨシヨシ.しかし,残念ながら学部レベルで氷河についてちゃんと学べるところは北大にはないんである.これは,もともと自然地理学の講座をもってこなかった大学の悲哀でもある.
そろそろネタが尽きてきた.次回のタイトルは一応出してあるんだけど,そのタイトルを大幅に逸脱しない内容で次の90分をどうやって乗り切るか...頭のいたい一週間になりそう...
午前中,前に相談にきていた池田先生とこの院生がGISの本作業を始めるというので,その開始作業を手伝う.
午後,ほぼ14か月前にやったのと同じ作業を,ぐっと苦いモノを飲み込みながら.もくもくと実施.わたしにとっては全くの不毛な作業.
学祭で休講が多い中,教授会や専攻の会議だけはしっかり開催.大学院は学祭とは関係ないのである.
院生たちは恒例のソフトボール大会.次の講義の準備をしているうちに一日が終わり,夕刻にジンパに合流.禁酒法などどこ吹く風.大学院は関係ない:P
M1のたどたどしい論文紹介のゼミ.彼らが修了する頃にはいっぱしの院生に成長していてもらいたものだ.
夜,留学生の家に招かれて,ネパール料理をたらふくごちそうになる.ネパール料理は,カナダでも日本でも,いつも食べ過ぎてしまうから不思議.
学技術への理解を促進する目的で,科学の“通訳”を養成するコースが,東大・早稲田・北大で始まる.
対象は学卒・社会人・博士取得者などのすでにできあがった人たちで,コースの参加費は無料とのこと.
北大ではどうなのかというと「北大・ 科学技術コミュニケーター養成ユニット」という名前で,博物館に事務局があって,いろんな部局から教員が動員されている模様.
報道発表があるまで,こんな動きがあるとは全然知らなかった.うちでやっていたコースの理念にも通じるところがあるが,残念なことに環境系の指導陣はいない模様.残念というよりは,うちと競合しないのでほっとしている面もある.
肝心なのは,受講生が「社会に向けて発信したい」と思う確固としたテーマや動機を持っているということだろう.その内容については「環境科学院」は正当な素材と基礎知識を提供できると思う.この学院を出たあとで,学んだことや考えたことを発信する技術を身につければ,もう鬼に金棒である.この構想の将来性は,コースを出た人々の活躍状況にかかっているだろうと思う.
うちのコースでの反省でいえば,バイアスのかかった思想の伝え方は科学者として御法度であることだけはしっかり教育してもらいたいと思う.それから「無料」ってことなので,受講生の希望に添えなかった場合を考えても,授業料をとっていたうちよりは良心的なのかもしれない,とも思ってみたりする.とはいっても,授業料をとることは,教えられる側にも教える側にもあるていどの緊張感を維持させるには必要な要素でもあるので,「無料」ということに甘えず,しっかりと緊張感をもって実施されるように望みたい.
自分も,学位を取った直後に就職がなかったら,ここに入門していたかもしれない...と思うほど,私個人にとっては結構魅力的なコースではある.
図化機の最終調整ののち,講義の準備.
全学教育の分担で「北海道学」の7-9回目を担当しているうちの初回.
久しぶりに旧教養にいったら,学生がうじゃうじゃいて面食らう.でも,これが普通の大学なんだろうな,と自分のいる大学院のみという環境の異常さを再認識する.
ちょっと早口でしゃべりすぎたかな,とは思うけど,受講生の反応はまあまあ.次回以降,このテンションとネタの息切れをしないようにしないと...
「北海道学」の準備があるのに,図化機のHDがクラッシュ.
修復に丸一日を要する.
非生産的な一日.
起学の温暖化課題ゼミの第一回目.
IPCC第三次報告の気温変動曲線では,小氷期の低温化はそんなにはっきりと出ないので,実際の印象とギャップがある,ということが話題になる.
wikipediaの日本語版にもそのことは指摘されていて,この項目の投稿者はよくわかっているな,と思う.
しかし,IPCCの報告書ってのは,グローバルなことを言おうとするばかりに,全球のデータを丸めてしまう傾向がある.温暖化で知りたいのは,それが確実なことかどうかということに加えて,その影響がどこにどう現れてくるか,ということも重要な要素なはずである.
その点では,全球規模で丸められたデータはおそらく役に立たないだろう.実際の現象はローカルに発現するものであり,そこに人の営みがあるからである.また,近年の観測データや過去の環境が高精度・高解像度で取得・復元されているにもかかわらず,まるめてしまうことでその利点を殺してしまっているような気もする.
平均化や統合化はよく用いられる手段であり,院生などはむやみに使いたがる傾向があるけど,細かなデータを詳細に読み解くこと,バリエーションを尊重することは,欠くことのできない研究要素であることも意識しておくべきことであろう.
ようやく「北海道学」の一回目の準備を終える.
QSRをみたら,G.Clarke他論文への氷底水流派からのコメントとその反論が掲載されていた.コメントしたのはカナダでもお世話になったD.Sharpe博士.読んでみると水流派はどうも旗色が悪い.
Clark他からの再反論には,私がD論で解析したのと同じ手法(Polar Geoscience, 15, 123-147)で氷床底水の帯水条件が示されていた.違いは,”Cold ring”と呼ばれる過冷却条件からの解放によるsupercoolingのプロセスが組み込まれていること.私もこの重要性には気づいていて,氷河・氷床Gのゼミでも話したことがある.
当時はこの路線で進むはずだったんだけど,南極に行く機会もなかなか巡ってこなかったし,投稿論文もなかなかアクセプトされなくて,とうとう今まできてしまった,という感じ.でも,路線としては間違ってはいないことを確認できた.
ClarkさんもSharpeさんも,私の論文を引用してくれればいいのに...
陣取り合戦で正直者がソンをしないように,部門長に直訴.
学院の説明会札幌編.講義室がいっぱいになるほどの盛況ぶり.うちのコース志望者は,教授が集中講義で引っかけてきた(という言い方はまずいが)学生一人.
北大だからって周りに引け目を感じることはない.やる気があることが最も重要.