日々の雑感 一覧

なにかと

講義の準備,予稿集の執筆,入試をひかえてホームページの更新など.


ひさしぶり

北海道地理学会に出席.デビューお披露目ということで,M1に発表してもらう.

夕刻,修了生が修了以来3年ぶりに札幌にやってきて,在学当時からいる人たちと一緒に夕食.当人は元気そうだったが,こちら札幌部隊はシケた話になりがち.申し訳ない.

修了生たちに顔向けできるように,夢と希望を持って生きていこうと思った.


名刺

帰国後まもない頃は,まだ身分がどのような扱いになるのか実情を把握できていなかったので,これまで印刷するのをためらっていたのだけれど,さすがにいろいろと外との付き合いも多くなってきたので,名刺を作る事にした.

学位,研究院と学院.研究の専門と教育の担当,住所,電話番号,E-mailアドレスなど,原稿を作ってみると,名刺に盛り込むべき内容は非常に多くなってしまった.しかも私の場合,どれも長ったらしい組織名称ばかりだし,外国人との付き合いも考えると英語版も欲しくなる.これぐらい書いておかないと,自分の立場を説明するのに一苦労なので仕方がない.こうなると,限られた紙面にどれだけの情報を盛り込めるかが勝負だ.取捨選択しなければいけなくなって一苦労.

学生の頃,さるお方から「北海道大学 教授 北海太郎」とだけ書かれた非常にシンプルな名刺をいただいた事がある.当時はこれで充分だったんだよねぇ.

それだけ,世の中単純じゃなくなっている,ってことなのか...


学会対応

夏から秋にかけての学会シーズンにむけて,そろそろ参加申し込みや発表要旨の原稿受付が始まっている.いろんな作業と並行して,これらへの対応を考える一日.

こうして,書きかけの原稿がたまっていく...


GRASS

執筆構想中の内容が「3次元」をうたっているので,その参考のために,かつて展開されていた「BEDMAPプロジェクト」をあらためて確認.このデータが公表された当時は,かなり興奮して飛びついたものだが,それを処理するPC環境も,あれからずいぶん変化した.気がつけば,当時盛んに使っていたGISソフトは今のMacじゃ動かないものばかり.古いMacを持ち出して昔のデータをいじってみたりする.

基本的に,私は,今のGIS業界を牛耳っている標準ソフトはきらいだ.Intel化したMacならWindowsOSにして使うという手もあるにはあるが,そもそもMacOSでは使えない.なによりもバージョンアップするごとに更新料を払わなければならないのは腹が立つ.貧乏研究室にとっては環境を整えるだけで一苦労なのである.

前からずっと言い続けていることだが,GISは標準ソフトでなくても,やろうと思えばできる.その道を極めれば,独占状態の大手の鼻を明かすことだってできる.そう思いながら今日までやってきた.

GISにも資格認定制度ができて,GISを駆使できる地理屋の社会的存在価値を高めようとする学会の動きがある.それ自体はたいへん結構なことだ.

大学教育でも資格の取れるカリキュラムを整備しはじめてるところもあるが,そういうところで標準ソフトの使い方を覚えて資格を出すっていうやりかたはどうなのか,と思ってしまうことも多い.EXCEL検定とかWord検定なんてのとどこが違うの?下手をすると大手ソフトハウスの商売の片棒をかついでいるにすぎないことにもなりかねない.それに,今やPCの能力向上と低価格化によって,かつてのような専用システムの価値は薄れてきたし,個人ベースでGIS風の処理をする機会もちまたには増えてきたのではないかと思う.標準ソフトもうかうかしているとより低価格で使いやすいソフトにやられてしまう日が来るとも限らない状況だ.そうなればなったで,あのばか高いソフトが価格競争に勝ち抜けるように安くなってくれることも期待できるわけではあるけれど...

ということで,BEDMAPのデータを最新のMacで処理できる環境を整えるために,オープンソースのGISソフトを試す一日.GRASSというやつ.まったく慣れていないので,3D画像を作り出すまでに丸一日かかってしまった.

越冬中に出版された「南極大図鑑」なんかを見ていると,とにかくイラストがきれいだな,って思う.しかも,ちゃんとしたデータに基づいて作成されているものが多い.プロに頼んで作図してもらっているんだろうけれど,彼らはどうやってこういう図を描いているんだろう?プロをライバルにするつもりはないけれど,できれば自分でもこういう図を描いてみたいと思ったりする.ちなみに,この図鑑には私も写真で登場している.本吉さんが提供した写真だ.なんと写真提供者にはJARE34のダンディカメラ小僧の小池さん(気象庁)や我らがJARE47渡井さんも入っている.きっと編集中に昭和基地から最新の写真を提供したんだろうな.巻末には写真・図版の出典・提供者が一覧になっている.だれがどんな写真を撮っているかを見るだけでも楽しめる.ちょっとマニアックな楽しみ方だけど....


準備開始

一家そろって昨日の疲れから脱力気味.久しぶりにパソコンから離れてのんびりしようと思ったけれど,性分がなかなか許さない.

来月に控えた南極大学講座の集中講義の構想を練るも,窓の外に広がる真っ青な空につられて気もそぞろ.子供をつれて北大構内を散歩しながら考える事にした.

中央ローンの芝の上で寝転んだり歓談したりしている人たち,博物館横でジンパを楽しむ人たち,構内を散策する人たちなど,意外に人が多い.一回りしたらすっかり日に焼けてしまった.こう緑に囲まれてのんびりしていると,極寒の南極のことや地球温暖化のことが頭から離れていってしまう.

ということで,たいした進展もなく本格的な準備は明日以降にもちこし.


遠出

image多数の来客でてんてこまいのかみさんを助けるため,下の子を外に連れ出す.背中にしょって山に登ろうかとも思ったけれど,思いのほか出発が遅れてしまったので車で行ける範囲にする.

初夏のさわやかな風に吹かれながら支笏湖の湖畔で水遊び.子供は生まれて始めて見る自然の湖面におおはしゃぎ.私のほうも久しぶりに街を離れて気分的にはおおはしゃぎ.考えてみれば帰国以来初めての遠出かも.


Encyclopedia of the Antarctic

昨日までの暑さもやや和らぐ.

執筆準備でいろいろ資料を集めて読みあさっているところ.どこから聞きつけたのか,洋書取り扱い店が「Encyclopedia of the Antarctic」を買わないか,とセールスに来た.

昨年に出版されたばかりで,出版から90日以内だと割引があったみたい.でもその期限はすぎている.内容的にも,ぜひ手元に置いておきたい一冊(この場合二冊組なんだけど)だ.でも,研究費で買えるとはいえ,6万円以上の本.簡単に手が出ない.価格のことでちょっと難色を示したら,本屋さんはできるだけべんきょうさせてもらう,という返事.

どうしようっかなぁ...


あづい

日中30度近くまで気温が上昇.

越冬帰りの体にはつらい.今年はラニーニャの影響で小雨・暑夏になるとの予想.今後が思いやられる.


デッドコピーとクリエイティブの違い

今日は昨日の代休日.それでも研究室にいる.昨夜のHDD修理が不完全だったようで,もう一度やりなおし.手順はもう慣れきっているので単純作業の部類に入るが,日中のアクセスが多い時間帯にサーバーをいじくることになるため,いかに不通状態の時間を最小限にするかで頭を使う.

こんなメンテ作業と並行して,企画段階の執筆プランについてつらつらと考えているわけだが,これまでもいろいろ書かれているジャンルだけに,二番・三番煎じにならないかというところが,頭を悩ませる課題.

たまたまネットで「世界中を「南極」にしよう」があって,これを読んでいると,柴田さんもやっぱり老練で引き出しの多いクリエーターなんだなぁ,と思う.

今から思えば,柴田さんと現地であまり多くお話できなかったのがちょっと残念.こっちはこっちで夏オペで飛び回っていて同じ場所で時間を共有する機会も少なかったし(だから三浦プロジェクトのこともこの本には一行も出てこない),お酒が入るととたんに船を漕ぎ出すお方でもあったし...

現在の南極観測事情は変化の展開が非常に早い.最新の南極レポートと思われるこの柴田さんの著書ですら,越冬を終えて帰国したばかりの私からみれば,古びてしまったように思われる内容もいくつかある.ここでは詳しく書く余裕はないけれども,柴田さんの提言が,ある意味では大きな世の中のうねりの中で否応無しに現実化する方向で進んでいる状況であり,ある意味ではまったく違う方向に進みつつある,というのが現状.

ということで,早い時代の流れとすでに多くの情報があふれてしまっている現状の中で,私は今,陳腐化もなくクリエイティブな原稿をどうまとめていくか,という問題に直面しているわけなんである.

とりあえず「良心の呵責」はおいといて,図太くやりたいように書きなぐってみようかな.


1 117 118 119 120 121 122 123 174