法政大での仕事
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今日は、今年7月に亡くなられた岡村隆さんの追悼会に参加しました。
故人の追悼会がこれほどに盛大に行われるのも、岡村さんのお人柄あってのことだと、会場にいてあらためて感じました。
探検部の実行委員の手で作られた祭壇も印象的でした。中央に敷かれていたのは、故人がフィールドで使っておられたツエルトなのだとか。ジャングルや古代仏教遺跡を彷彿とさせる、不思議な存在感のある祭壇でした。
私は、ただ純粋に岡村さんに感謝したいという気持ちから、この場に足を運びました。会場は、本学ボアソナードタワー最上階のスカイホールです。大学では公式の式典や会議で何度も使っている場所であり、大学役員になってからは、ある意味で私にとっては日常の延長のような空間でもあります。その場所で、今の立場から岡村さんを偲ぶ時間を持てたことは、不思議な巡り合わせのようにも思えました。少し大げさかもしれませんが、ほんのわずかでも、別のかたちで恩返しができたのではないか――そんな気持ちになっています。
岡村さんにかけていただいた言葉のいくつかは、今も折に触れて思い出します。会場に来られていた奥様に、かつて岡村さんが私の現状〜将来について語っておられた、少し予言めいた言葉のことをお伝えすると、「はい、家でも聞いていましたよ」と微笑まれました。その一言が、胸に残る、とても嬉しい出来事でした。
いよいよ師走
いよいよ師走となりました。晩秋の多摩キャンパスはお気に入りの季節です(北国性分としては雪がないのがイマイチなのですけど)。
インテリアデザイン「視点の誘導」
多摩キャンパスの役員室フロアには、本来ならばゆとりを感じさせるはずの空間があります。ところがこれまでは、単なる通路として扱われ、装飾もなく殺風景なまま放置されてきました。その先に、この春から使用している役員室があるのですが、毎朝そこを通るたびに、どうにも気分が沈み込んでしまうのでした。
この状況を変えようと、夏休みを利用して思い切って小さな改装に取り組みました。インテリアデザインの世界では「視点の誘導」が大切にされると聞きます。人の目が自然にある方向へと引き寄せられ、そこから全体を見渡していく。その原則を意識しながら、無機質だった空間に大学としての象徴性と多摩キャンパスらしさを加えようと試みました。
まず、入ってすぐに視線が向かうVIP室の入り口には、大学のエンブレムをあしらったフロアマットを敷き、前室の角に季節ごとのフラワーアレンジメントを置きました。真っ先に華やぎを感じられるようにする工夫です。
その向かいには、本来なら受付やクロークにもなりそうな奥まった一角があって、三方を囲んでいる各壁面に額装したポスターを掲げ、中央にオブジェを置いたオーバルテーブルを据えました。来訪者の視線を受け止め、自然に立ち止まっていただける小さな「展示の場」として機能させたいと考えました。
さらに廊下の奥には、長年書庫に眠っていた絵画を掛けました。そこに描かれているのはアカデミックガウンを纏った学者風の人物で、裏には「61.8.3寄贈 オックスフォード大日本語教師引率祈念」と記されています。その下には、昨年から育てているオリヅルランを配して、知性の象徴に生命の緑を添えました。
こうして出来上がった空間は、かつての味気なさを脱ぎ捨て、大学の歴史や知性を感じさせる趣へと変貌させることができたのではないかと思います。ちょっとした企業の重役フロアのようでもあり、そこで働く自分自身も背筋を伸ばされる思いがします。日々の仕事に新たな気合いを与えてくれる舞台が、ようやく整ったのではないかと思います。さらに、この空間が大学関係者にとっても誇りと活力を分かち合える象徴の一部となればと願っています。
今日も酷暑
今日も酷暑。夕暮れの多摩川の土手の家路を歩いていたら、ひんやりした風を感じたので振り返ってみると、すごい入道雲が出てました。
ついこの前に名古屋に出張した際に水族館で対面してきたシャチ「アース」(国内唯一のオス)が3日に急逝したとのニュース(https://www3.nhk.or.jp/…/20250803/k10014883441000.html)に驚き、グッズショップで買い求めて組み立ての途中になっていたペーパークラフトを急いで完成させました。あえてお土産にしたくなったほど、評判通りなかなか迫力あって印象に残るシャチだったのでした。合掌。
ついこの前に名古屋に出張した際に水族館で対面してきたシャチ「アース」(国内唯一のオス)が3日に急逝したとのニュース(https://www3.nhk.or.jp/…/20250803/k10014883441000.html)に驚き、グッズショップで買い求めて組み立ての途中になっていたペーパークラフトを急いで完成させました。あえてお土産にしたくなったほど、評判通りなかなか迫力あって印象に残るシャチだったのでした。合掌。
多摩オープンキャンパス
八王子や青梅で40℃超を記録した酷暑の中、多摩校地でのオープンキャンパスが開催されました。あれこれ熱中症防止対策を施して、なんとか無事終了です。私も所々見回ってましたが、寒冷地仕様の体では屋外はとても無理でした。皆さんそれなりにダメージは受けていると思いますので、今夜はしっかり養生していただきたいと思います。
氷河期展
大学体育会OB会の行事でこの週末も役員出席です。上野精養軒が会場だったので、ついでに科博で開催中の「氷河期展」に寄ってきました。アニメ映画「Ice Age」の実物版といった感じのメガファウナと旧人類〜ホモサピエンスがメインテーマでした。思いのほか来場者が多く、この時代の気候変動がまさに専門の私としては、そんなに興味をもっていただいて皆さんありがとうございます、という感じでした。
パリ国立自然史博物館所蔵のネアンデルタール人「ラ•フェラシー1号」の頭骨と、古生物アーティストのエリザベス•デイネスさんの手による復元像がこの特別展のハイライトの一つです。その復元像と対峙していた現代女性との視線の交錯、そしてその間に部屋の奥からこちらを見つめるラ•フェラシー1号の視線がつき刺さる、という、印象に残る場面がありました。ラ•フェラシー1号は、自然による氷期・間氷期サイクルを乱してしまったかもしれない現代人に何かを問いかけているようでもありました。
梅雨明けでしょうかね?
早朝出勤の多摩キャンパスはまるで高原の夏の朝のような爽やかさ。梅雨明けでしょうかね。空気が入れ替わった感じです。大学も期末試験が終われば夏休みです(役員に休みはありませんが…)。
岡村隆さんの葬儀
大学の紋章が入った慶弔や行事参加用のネクタイを大学役員や学部長は持たせられます。そのうちの黒を本日はじめて着用しました。本学探検部OBの岡村隆さんの葬儀に参列するためです。
岡村さんは、永年取り組んでこられたスリランカ密林遺跡調査の功績により植村直己冒険賞を受賞され、本学の総長対談にも登場されています<https://www.hosei.ac.jp/info/article-20231121100254/…>。また、ノンフィクション系の各種文芸賞の選考委員もつとめられており、日本の探検・文芸界の重鎮ともいえるお方でした。私にとっては、勤め先の大学のOBであるというだけでなく、札幌時代から憧れ続け、東京に出てきてからゼミ生共々お世話になるようになった地平線会議の立て役者のお一人でもあるという大先達だったのでした。
自分の年のせいか、このところ、まだまだご活躍を期待されながらも急逝される方々の告別式に参列する機会が増えましたが、本日の岡村さんの葬儀は格別でした。読経や焼香の時間配分はそこそこにして、四名のかたが次々に述べられた弔事は非常に格調高く、岡村さんの人柄が存分に偲ばれる式だったと思います。
最初に述べられた探検部創立者の弔辞では「まさに韋駄天」だったと賞賛されました。故人の若き日のやんちゃぶりやその後の勢いのことをスリランカの密林に埋もれていた遺跡を仏教遺跡だと見抜いた功績にも重ねてそう表現されたのです、続く高山文彦氏は「熱帯の赤く錆びた風塵に吹かれた(とかなんとか)...」と故人への畏敬と感謝の意を文筆家ならではの言葉で表現されました。そして地平線の江本さんは、用意されていた原稿を脇においてアドリブで話しはじめられて「『モルディブ漂流』を読め、植村よりもホンモノだとわかるから」と言い切られました。数年前に故人が受賞された賞にその名が冠される植村直己氏よりも受賞された方がホンモノだった、という意味でもあります。これだけの弔辞を聞くだけでも、すっかり圧倒されてしまった告別式だったのでした。
かくいう私も、学部長になった一年前に(実感ではもう3-4年たった気分ですけど)ここに投稿した記事を「◎「キャンパス」の再構築という「越冬隊長」の大仕事」というコメント付きでシェアしていただいたことがありました。<https://www.facebook.com/takashi.okamura.944/>
さすが、各種文芸賞の「選評」にも定評があった岡村さんだけに、母校が直面している問題を的確に見抜いていらっしゃたのでした。今読み返してみたところ、当時は自分でも見えていなかった我が身のその後の展開をもすっかり見抜かれていたようで、ゾクゾクする感覚すら覚えます。それなりに期待感を寄せていただいたことにも感謝しつつ、これを岡村さんから授かった遺言と思って、今あたえられている役責を果たしていきたいと思います。
岡村さん、たいへんお疲れ様でした。どうぞ安らかにお休みください。
父母懇談会ー札幌
札幌出張の主目的である父母懇談会まで時間があったので、会場となっているホテルまでの道すがら気になる場所を散策しました。
修繕が終わって囲いが取られた赤れんが道庁は、前よりも色合いがシックな感じになった気がします。内部の公開は来週からとのこと。
大通公園では恒例のビアガーデンの準備が進んでいました。あと1週遅ければ飲めたのに…
先日NHKで放送された「札幌1000番地」も実地見聞してきました。ここは学生時代に下宿先から大学への自転車通学路でもあった場所です。当時あった古い長屋がなくなって駐車場になっているのを確認した後、かつてお世話になった「おばけ屋敷」まで足をのばしました。
肝心の会合のほうは元道民として気心も知れているせいか、知人の知人という関係がある方も何人か発覚したりして、非常にフレンドリーで和気藹々とした進行でとてもよかったです。
しめはやっぱりガラナで。これから帰京します。
週末出張ー札幌
先週に引き続き役員のお仕事で週末出張。今回はスカッと爽やかに晴れた札幌に来ました。北大内のセイコマで買ったお弁当を大野池で広げています。ランニング装備持ってくるべきでした。