受注した仕事

image駅かいわいにある喫茶店.このロゴがうちの下の子にそっくりで,おもわずカメラを取り出した.

論文書きに行き詰まった時に,土曜日に受注した仕事の手順を考えたりしている.

帰宅後の数時間で最初の試作品を完成させたけれど.品質はまだまだ.



趣味の仕事

晴れているけど空気が冷たい.

久しぶりに山岳館で仕事.PCまわりの整備と蔵書データベースの更新.写真集をDVD化する仕事も受注.


依頼いろいろ

来週実施予定の野外実習のためのガイダンス.

FD講習会への参加依頼が来た.新任4年以内の教員と助教移行者に参加を依頼しているとか.

学際での施設公開で,昨年と同様に講演することになった.もう帰国直度の新鮮さはないんだし,このネタで続けるのはちょっと気が引ける.


地形の宝庫です!

“特に,カップリンネは,あらゆる周氷河地形が一堂に会する地形の宝庫です!”

とハリきった調子の案内が届いた.国際極年(IPY2007-08)関連イベントとして,本年8月にスバルバールで実施される「極北の永久凍土景観とその変動」の大学院生対象野外コースへの参加者を募るメールである.

カップリンネは修論調査で二夏通ったなつかしの地.このような海外実習がカリキュラムとして提供されるようになったのはここ最近のこと,当時は,実習はおろか修論の研究対象地を海外に求めるというのはまだまだ一般的ではなかったように思う.それでもなぜか周りには自力で海外での調査経験を積んでいた先輩が多かったので,新米院生としてはこれが普通なんだと思っていた.そういう自力開発型の先輩達は皆,今や第一線で活躍する研究者になっている.

それにしても,周氷河地形の宝庫にどうぞ,と,誇らしげに院生を招待できるのは,なんともカッコよすぎる.手探り状態から始めて世界の第一線を担うまでになった20年間の成果が目一杯詰まっている場所である.その資格は誰もが認めるところだろう.

南極も気軽に院生を実習に誘えるようになるのなら,私だって言ってみたい.宗谷海岸はあらゆる氷河地形が一堂に会する地形の宝庫です! ってねぇ…最近,脱稿間際の論文の最後のだめ押しで空中写真を眺めていたら,今まで気づかなかったことがいくつか発見できた.15年間眺め続けてきた写真でも,まだまだ新発見がある.すぐ現地に確認しに行けないところがつらいのだが,こうしてますます,ここが謎解き材料の宝庫であることを確信するようになっていくんだよねぇ.この快感を共有できる院生を育てられるようになるのは,いったいいつになるんだろう?


連休明け

久しぶりに研究室に出てきてなんだか調子がよいのはワーカホリック症候群か?


熊笹の謎解き

のどかな日和.下の子と北大構内に散歩にでかける.すっかり散歩の定例コースになっている北大総合博物館に立ち寄り「ライマンと北海道の地質」をのぞいてきた.地質学教室の学生だった頃,講義で,北海道の地質調査の黎明期の話を聞いた.その時に

「北海道の地質調査を困難たらしめているのは,凶暴な羆の恐怖でもなく,険しい山河でもない.それは背丈を越える熊笹である」

と先人が言い残したという話を聞いた記憶があるのだが,それがライマン一行の調査だったのか,神保小虎による調査だったのかはっきり覚えていない.当時は現在の博物館も現役の理学部として使われていて,南側の階段には大きな北海道の地質図が掲げられていたのを覚えている.講義を受けた教授の話では,その地質図の片隅にこの文言が記されているということだったように記憶しているのだが,もうその地質図もそこにはないので調べようがない.

そこで.ライマン展にヒントとなる資料があるかもしれない,と期待したのだけれど,会場内をちょろちょろと徘徊する息子に気をとられて,じっくり見ることができなかった.今度は一人で行ってちゃんと見てこよう.

入り口では,札幌市の洪水ハザードマップを無料配布していた.うちの院生の研究テーマでもあるし,一応いただいておくことにする.


都合により

都合により,とある実験のためのリンク.

Glacier Lake and its Outburst Flood in the Nepal Himalayaby
Tomomi Yamada


極点基地のITマネージャー

大型連休後半.子供と北大構内散歩.もう桜は散り始めている.

たまたま見つけた面白い記事.南極点にあるアムンゼン・スコット基地で働くITマネジャーのインタビュー.

さすが米国だけあって,南極の基地からのネット利用はかなりはやい段階から実現されてきたが,最近では観測データの即時送信として一日に最大で94GBも送っているという.2005年に完成したばかりというフル装備のデータセンターの写真はなかなか.

ネット機器の排熱問題など,昭和基地でも体験したのと同じ問題も抱えているというのには頷かされる.極点という事情からか,ネットワークに接続できるのは1日12時間だけということや,衛星通信用パラボラアンテナがドームに収まっていなくてむきだしなのが意外.

「業務の中で最も楽しいこと、そして最もつらいことは何か」そして「南極基地での生活から学んだことで、将来役に立ちそうなのは?」という取材者の質問への回答も印象的.


野付崎

数日前からうちの教授のところに,野付崎がここ90年ほどで1m以上も沈下していることが判明したことについての取材がきており,我々の間で昼飯時の話題にもなっていた.その取材をもとにした番組が昨日の早朝に放映されたらしい.

取材を受けた教授の話では,当初の電話取材では温暖化や海面上昇との関連に流れそうになったらしい.でも,いくらハヤリとはいえ,どう考えてもそれはあり得ず,地殻変動と堆積物のコンパクションなのだろう,ということで昼飯時の話は収束.番組を実際に見ていないので,その後のカメラ取材と局側の編集でどうまとめられていたかは不明なのだけれど,たぶん落ち着くところに落ち着いたのではないかと想像している.

この件についてつらつらと考えていたら,3/4にすでにここでも話題にしていた「国土地理院の発表」がモトネタだったことに気づいた.当時は山の標高が改訂されたことばかりに注目していたけれど,そのエントリーでも紹介していた全道の標高改定量図を改めて見直してみると,確かに道東は沈下傾向が大きい.肝心の野付崎はカラースケールにない色調になっているため,どのみち図から読み取るのは困難だった訳なんだけれど...

その野付崎で,鳥インフルエンザで死亡したハクチョウも見つかっているし...遺体は北大に来るのか...


ついに犠牲者が…

論文執筆で四苦八苦.英語の発想が枯渇気味なのが原因.材料を仕入れなければ...パターンで執筆できる分野がうらやましくなったりする.

ついに氷河湖関係で犠牲者が...最近の報道加熱気味の状況をみていて,そのうちいつかは...と危惧していたことが現実になってしまった.私と同年代の方のようで,ご冥福をお祈りする次第.

前に,とあるプロダクションから小学生を氷河湖に連れて行きたいのだけれど,という問い合わせが来たという話を聞いたことがあって,そりゃヒマラヤを知らなさすぎる,と,問い合わせを受けた本人と話したことがある.今回の件は国内で高地順応トレーニングもしていたというから,その程度のおそまつさや無知さから起きたことなのではないのだろうが,環境報道も,戦場ルポなみになかなか命がけの世界になってきたなぁと思う.当然,ヒマラヤや極地のフィールドで調査する研究者も,常にいろんな危険と背中合わせで活動していることは忘れてはいけない.

そう考えると,あらためて「陸軍山田学校」のOn the Job Trainingがダテではなかったことに気づかされる.国際南極大学のカリキュラムもがんばってはいるけれど,山田学校のような,現場の厳しさを実感として会得できる機会を作り出すことはそうやすやすとできることではないなぁ,と思う.


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