引き続き

二日酔い.

自宅にて引き続き学会発表の準備.


注目記事

注目のニュース2件.

グリーンランド掘削

 北極圏の分厚い氷で覆われたグリーンランドのほぼ中央部を深さ3085メートルまで掘削し、最も深い約12万3000年前の氷の試料を分析したところ、前回の氷河期の前は、現在に比べて気温が平均約5度高かったことが分かった。国立極地研究所など日米欧の国際研究チームが、9日付の英科学誌ネイチャーに発表した。[時事通信社]

超大型ハリケーン『アイバン』は地球温暖化の結果か


フットワーク

数日前に建築学会 ・北海道支部 ・都市防災専門委員会なるところからリンクの依頼が来た.私が撮った台風被害写真集へのリンク要請である.

そのせいか,ここ数日のアクセス数はうなぎ上りに増加.写真のページだけ見て帰ってくれればよいのだけれど,HOMEまで来てもらったりした場合,自然とこの雑感に行き着いてしまうわけで...日々の愚行が建築学会関係者に晒されることになるのかと思うと,かなり気恥ずかしい.こんなことになるんなら,写真のほうも,もう少し丁寧に撮っておけば良かったかなぁ.

ちなみに,北大内の台風18号関連サイトはこちらで検索できる.

森林科学を専門としている訳でもない私のページを参考リンクとして使ってもらえるなんて,分不相応な感じで恐縮するのであるが,北大構内の被害状況を速報しているWebサイトってのは,そんなにないもんなのかねぇ,と疑問に思う...(といいつつも,北大構内の樹木問題に関しては,まったくの部外者ではないことは確かなんだけど)...

私自身は,樹木や風気象については専門外である.今回の被害に関してなにかやろうと思っても,本当の専門家と勝負できる要素が少ない.ただ,復旧作業が進まないうちに新鮮な被害状況を確認しておこう,と思ったことは,地震や津波などの経験から自然と身に付いた感覚であり,好奇心の赴くままに研究者根性というか悲しいサガというか,そういうものに突き動かされて動いただけのことである.その意味では,翌日の時点での速報写真集としての意味はあるのかもしれない.

うちの小野教授は,かつて伐採問題で積極的に活動され,おそらくその詳細を講義でも熱く語っておられるに違いない,と思うのだが,その小野先生を師匠と仰ぎ,その精神に共感しているはずの院生たちの動きが鈍いのはどうしてだろうと思う.結局は,師匠の話は話で終わってしまって,実際に行動すること,特にサイエンスに根ざす活動家としてどう動くか,とか,どういう興味を持つか,ということに関しては,まだまだシナプスの経路が形成されていない証拠なのではないかと思う.

ガイドコースの院生には,せめて「なにかできないだろうか」と考えて動き出すくらいのフットワークの軽さを持ってもらいたいものだと思う.

などと,ジンパのほろ酔い加減で書き連ねている次第.


有効活用

次々と倒木が片付けられて行く様子を眺めながら,6/2に北大の資産について書いたことを思い出した.

法人化した時の資産算定で構内の木々が一本数百円〜数万円と算定されたらしいことを書いたが,ここでいいたいのは,その資産価値的損害よりも「プレミア」という発想のほうである.片付けられた倒木がこれからどう処理されていくのか知らないけれど,「ポプラ並木の木」とか「北大構内の楡」なんてプレミアをつけて,原材料でもいいしプレートやベンチなどに加工してでもいいから,市場に出せばそれなりに売れるんじゃないか?と思った次第.私だったら買うけどなあ...

売り上げが北大構内の森の復興資金として活用されれば,これはもう言う事はない.小野先生ご提案のプレートを作ったていいんじゃない?

9/8に「倒木泥棒」なんてふと思いついたのも,実はこういう背景があったらである.

法人化したことで比較的自由になったのは,こういう商売ができるようになったことじゃないか,と思う.


嵐の前

北海道の雪氷23号の印刷があがってきた.

そろそろ学位審査にむけた活動も始まるし,修論の追い込みの時期に突入する.今日はなんとも静かな一日だったけど,まさに「嵐の前の静けさ」といったところだろう.

嵐が来る前に自分の仕事を済ませておこう.


ひょんなことから,いろんなところであらぬ噂が立っていることを耳にする.

プレスリリースしたままま,詳しいことを公表しないでほおっておくからこうなるんだよなぁ...だから言ったのに...てきめんのマイナス効果だよ,こりゃ.


偵察

3年前の今日は新穂にいた.あの時も台風が来ていた.

今日はすがすがしい秋晴れ.札幌郊外の様子を見たくなって,定山渓までドライブ.ついでに北インドのカレーを食す.

国際スキー場方面の「定山渓ー小樽線」は14日まで通行止め.ということで,山間部の詳細を見ることができなかったが,どうも16日から始まるツール・ド・北海道のために復旧を急いでいる様子.

支笏湖方面はだいぶやられたようだけど,定山渓方面の被害は思ったほどではなかった.むしろ,北大に戻ってくると,その被害の大きさが際だつ感じ.


個人持ち込み

ここしばらく,プレゼンのファイルを構築しながら学会発表の準備をしている.会場ではWinのパワーポイントしか受け付けない,とばかり思っていたので,しぶしぶパワーポイントで作成していたが,今日になって,パソコン持ち込みも可ということが分かった.

あぁぁぁ....


洞爺丸台風から50年

北大構内の状況を視察.興味のある方は写真でも.

写真では伝わらないこと.それは,倒木が放つ香りが立ちこめていること.製材所というか資材置き場というか,あの臭い.

そういえば,先日,農林水産省北海道森林管理局企画課から「洞爺丸台風森林被害復興50周年記念シンポジウム」の案内が回ってきていたことを思い出した.今回の台風は,コースといい烈風台風としての性格といい,この丁度50年前の洞爺丸台風とそっくりなんである.シンポジウムは9月12日開催だけど,奇しくもその開催直前のこの事態である.こんなことになるとは予想もしていなかっただろうから仕方がないが,基調講演者はちょっと的はずれかも.幸い,コーディネーターに元演習林長の松田教授が参画しておられるので,今回の被害をネタにして,即興で面白いシンポにしてもらえるかもしれない.

洞爺丸台風を生き延びた木々も倒れてしまった.あれから半世紀が過ぎて,青函トンネルは開通しているし,札幌の都市化も進んだし,いろいろと大きな変化があった.その変化で,災害への耐性は向上したのであろうか?樹木が老齢化していたこともあるけど,舗装やコンクリート化等で,樹木にとってはつらい環境がより増えたようにも思える.

学生の頃に,年配のOBと山登りをしていて「今いるこの辺は洞爺丸台風のあとに更新してきた森なんだよ」なんてよく聞かされた.当時はあまり実感が湧かなかったが,今回のことで随分身にしみた.そのうち自分も,今後北海道にやって来る若者たちに同じような事を言うようになるんだろうな...きっと今後の若者たちもかつての私のように「ふーん」って感じで聞くんだろう...でも「2004年の台風18号」なんて言い方はイマイチだな...今回の18号はアジア名で「SONGDA(ソングダー)」というらしいが,これもイマイチ.

Centenaryな事件を語り継ぐこと,先の経験から学んで改善すること,そして改善の効果を検証できること...普段は,数百万〜数万年という単位の環境変化を扱っているけど,世紀単位の変化や再来周期のようなものを実感できたのは,よい経験となった...北大にとっての9-11ならぬ9-08.そしてグランド・ゼロ...


お昼頃,台風の通過を待って早速フィールドへ出かけた院生より,日高のピークから携帯電話連絡.いつもの林道が使えず,別ルートで稜線にあがってカールまで行くことにしたらしい.そいうえば,前にこのルートも検討したことがあったなぁ.沢沿いの調査なしでカールを直接目指すんなら,昨年の台風10号でやられた額平川林道が使えない今となっては,これが一番確実で安心できるのである.まあ,よい成果が得られることを祈る.

カールの熊さんによろしく.


台風

午前中は研究室の窓から外を観察するのに徹してしまった.不謹慎かもしれないけど,非常に興味深かった.

暴風で立ち木が次々と倒れていく様子をナマで見たのは生まれて初めて.風速50m/sとは,まるで空気が水の流れになったかのような感じで,抗しきれない木が流れに飲まれていくように倒れていった.ビデオに撮っておけば良かったかな,と,ちと後悔.

当研究室の被害は窓ガラス1枚.昨夜にチェックしたはずだけど,見落としていたか?

北大名物のポプラ並木も壊滅状態である.8月にお客さんを連れて見物に行ったのが見納めになってしまった.並木は50-60年というポプラの寿命をこえた老木だった.強制伐採なんかで息の根を止められるような最後を迎えるよりは,台風被害で倒壊,というニュースでその最後が全国に知れ渡っただけマシかもしれない.そして,倒れたままサラ地に,ということではなくて今後の後継樹を植える動きにつながれば,と願う.

2002年冬に,北大構内で倒壊の危険性のある木が伐採されるという問題があった.それだけに,今回の風は観測史上最大であるとはいえ,今後の管理および前の伐採反対運動の検証にとっても参考になるだろう.

騒動のせいで構内の樹木管理の必要性が認識されたのか,昨秋〜今春先には,今までやってなかったような枝打ちなどの大規模な手入れが行われた.それがなかったら,今回の倒壊数はもっと多くなっていたかもしれない.

騒動のときは,人的被害と被害者が出た場合の責任の所在,みたいなところが論点というか当局側の言い分になっていたが,実際にこんな風が吹いてみると,外を歩いているほうが悪い,という言い分も成り立つような気がしてきた.実際,今回の暴風で,北大構内で何人のけが人が出たのだろうか?倒木調査と同時に,そのへんのことも含めた総合的な災害調査を期待したいところだが,誰かやってくれないかなあ...

深夜の今もチェーンソーの音が鳴り続いている.倒木の片づけ作業だろうが,こんな夜更けともなれば,倒木泥棒なんてのもあるかもしれない,と思ってみたり...

今後のために,明朝にでも,片づけが進まないうちに北大構内の被害状況の詳細を確認しておこう


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