南極 一覧

サイエンスカフェ

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(ポスターはCoSTEPの
楢木佑佳さん作成)

CoSTEP主催のサイエンスカフェ札幌でトーク.思いの外お客さんが多く,休憩時間や終了後に話しかけてくれる人もいて,関心の深さが伺われる.

7月末に依頼を受けてから,これまで何度も打ち合わせを重ねる中で,自分なりにも一般向けに話をすることの意味やスキルなどについて考えさせられることが多く,勉強になった.CoSTEPの実習の一環なので,基本的にはサイエンスコミュニケーターをめざす受講生が企画・運営に携わっているのだけれど,研究者側の意図をくみ取り,企画を運営し,さらには研究者側にさえもいろいろと示唆を与えてくれるという面があることは,受講生だけではなくて,その企画に巻き込まれる研究者にとってもトレーニングの機会を与えてくれるのではないかと思う.

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これまで,名前だけは良く知れているけれども,教育の中身がよく見えていなかったCoSTEPの活動の一端を知ることもできて,引き受けて良かったと思うし,このコースを修了した受講生たちの今後の活動にCoSTEPの評価がかかっているのではないかとも思った.

カフェの会場は紀伊国屋の玄関にあるホール.せっかく本屋の前でやるのだし,トークだけでは伝えきれなかったことに関して,関心を持っていただいた方々に,関連する一般書の紹介もしたかったのだけれど,当日はすっかり失念していた.とりあえず,ここに掲載しておく.

  • 「氷に刻まれた地球11万年の記憶—温暖化は氷河期を招く 」(Alley, R.B. 原著, 山崎 淳 翻訳, ソニーマガジンズ)
  • 「氷河期の「発見」—地球の歴史を解明した詩人・教師・政治家」(Bolles, E. B. 原著, 中村 正明 翻訳, 扶桑社)
  • 「温暖化の“発見”とは何か」 (Spencer R. W. 原著、増田 耕一・ 熊井 ひろ美翻訳, みすず書房)
  • 「南極大図鑑」(国立極地研究所, 小学館)
  • 「地球史が語る近未来の環境」(日本第四紀学会, 東京大学出版会)



  • シンポ二日目

    極域地学シンポの二日目.

    いよいよ第四紀のセッション.昨夜,暗い話題で飲み過ぎて,二日酔いの頭で朝一番の発表に臨む.

    「ROVにすべてをだかせて探査すればいいじゃん」...ご指摘はまことにごもっとも.それは我々が一番承知していること.でもそれをやるには,水深1000m級の耐圧仕様のROVが必要だし,それを用意できるだけの予算は我々には与えられなかった.まずはワイヤーでやれ,とも言われたんだから,やらせてもらえるだけまし,ということで素直に従ったまで.でもそこまでズバリと本音を答えるだけの度胸はなかったなぁ...

    「水でできるわけないでしょ」...あなた,氷河地形の教科書にも出ていることをそう決めつけないでちょ.Nyeチャンネル,Rチャンネル,P-Form,S-Form...いろいろ頭をよぎったけど,すぐに理解してもらえそうになかったので,当たり障りのない現在の事象をコメントしたら,バサルトとナイスは違う,と応酬されてしまった...氷河地形研究が日本で認知される日は遠い...


    シンポ一日目

    image極域地学シンポの一日目.

    オーラルは変成岩やゴンドワナの話が中心.とりあえずポスターの紹介とその説明.越冬中に調査した氷洞の話.

    多くのJARE経験者に聞いたけれども,やっぱりJARE五十年で初めてのことらしい.一応,科研費に応募したので,当たったら本格的にモニタリング体制を作るつもり.

    49次セルロン隊のパッキング作業も大詰め.地学シンポと重なってみなさん忙しそう.航空機で南極入りするので,重量が限られるため,食料の大半はドライフーズ.ちょっと試食してみなくなった.Webを徘徊していたら,asahi.comにこんな記事が.

    寒い南極での野外調査にはカロリーが必要.なによりも,テント生活では食事が一番の楽しみ.みなさんご無事で.良い成果があがることを期待してます.


    HUSCAP

    極域地学シンポのため上京.三浦組で久しぶりに飲み.

    imageHUSCAPに一本登録.この論文は掲載誌の表紙に図を使われたりしたし,昨年にはNatureに載った氷床下湖が移動しているという論文に引用されたりして,自分でも会心の一作.

    HUSCAPに登録されてみて,この論文にDOI番号がついていることを初めて知った.HUSCAPは著者以上にいろいろ調べて論文を情報化してくれる.さすがプロの仕事.


    氷贈呈と講演

    講演行脚の2回目.

    息子が通う小学校に,「しらせ」が採取した南極の氷山氷が自衛隊から贈呈された.公募に応募して当選したのだとか.実際にしらせ乗組員の皆さんが採取している様子はこちら

    この贈呈式に続いて,私から観測隊のお仕事について講演(たまたま機会が一緒になっただけで,示し合わせたわけではない).全校生徒に加えて70名あまりの父兄も同席.難しい話はぬきにして,子供向けに楽しい話題を厳選.反応は上々.

    午後になって一気に冷え込んできた.研究室に戻って,予算の申請書書きとシンポジウムのプレゼン準備.


    南極がらみ

    10月10日の道新朝刊に34次で一緒に越冬した榎本さんと低温研の同僚の杉山君が参加する南極トラバース計画の記事.

    ようやく氷底湖にJAREの観測の光が当たる.

    依頼されていた南極講演行脚の一回目.高圧ガス保安協会北海道支部記念大会の講演.偉そうな方々ばかりでかなり緊張.無難に終えて一息.


    打ち合わせ

    imageCoSTEPサイエンスカフェの打ち合わせ.

    担当者の方々がすばらしいチラシを作成してくれた.まるで本当に現地に行ったことがある人が作ったような出来.私がイメージする南極の野外調査風景ともピッタリ.実物はつやがあってシルバーグレーに輝いているのだけれど,スキャン画像ではグレーになってしまって感触をお伝えできないのが残念.チラシの裏面には南極大陸をバックにトークの概要と私のプロフィールも刷られている.あれだけの取材でここまで書けるとはなかなか.自分でも使わせてもらいたいほど.CoSTEP受講者のスキルは相当高い.

    このチラシに負けないようにトークもしっかりやならいと(汗).


    バルーン

    国際極年(IPY)のアウトリーチ活動のおしらせ.「9月21日:国際極地の日:海 氷」にあわせて,

    WEB上で風船を揚げることにより、「私はIPYに関心があります」と世界に宣言する

    ということらしい(詳細はこちら).

    現在上がっているバルーンの様子はこちらで確認できる.9/18深夜の段階で,極地研からも昭和基地からもまだバルーンはあがっていない.

    まあ,西欧風の発想から言えば,こういうのは個人レベルでの主張を期待してのことなのだろうから,先生に率先して例を示してもらわなければ手を挙げることを躊躇してしまう生徒,的な考え方はよくないんだろうけれど…逆に,バルーンを上げていない,ということは,興味がないとも受け取られるわけで,微妙なところではある.


    国際南極地学シンポ

    入試2日目.口述試験.

    明日の朝8時頃から下記の中継があるが.残念ながら子供の運動会で見られず...

    Live Webcast
    International Symposium on Antarctic Earth Science
    Media Panel to Explain Latest Developments in Antarctic Earth Sciences
    NSF Media Advisory 07-024
    Friday, 31 August 2007, 3:30 p.m. Pacific Daylight Time

    The media briefing will be webcast live at:
    http://www.it.id.ucsb.edu/isaes.mov

    For further information, please go to:
    http://www.it.id.ucsb.edu/isaes.mov


    本厄の誕生日

    image誕生日.24日は24の日.同い年のJack BauerことKiefer Sutherlandも,厄年ということでドラマの中でもさんざんな目に遭っている.シーズン5までは昭和基地で全話を見たので,最新作の6がどうなっているのか早く知りたい.でも,そんなことしているヒマはないんだな.

    image今日もサブボトムプロファイラのデータ解析の続き.スカルブスネス・オーセン湾でやった探査(9/29/3)の結果を見てみる.明瞭な多層構造が見られる箇所は,地形的にはデプレッションで,氷河流動の下流側.オーセンティルはもしかしたら海成かもしれない,と思ったり...

    昨日付のNatureに,ドームふじのコア解析の結果からミランコビッチの仮説を検証した論文が掲載されていた.解析に疲れたので息抜きに早速ダウンロードして読んでみる.「氷床コアに空気が閉じ込められていくうちに,O2/N2が現地の夏の日射量にコントロールされて変化することを使って,タイムスケールの調整精度を向上させた点がミソらしい(たぶん…).

    なぜ北緯65度の日射だけを比較対象にしているのか,とか,O2/N2の変化のメカニズムとか,いろいろ知りたいことが出てきたんだけど,どこかで機会があれば,著者に直接聞いてみよう.


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