不明のダウン

突然講座のサーバーがダウン.

昨日の記事にも書いたように,続きのない講座のホームページなんてダウンしたところで困る人はいないだろう,むしろ無誠実垂れ流しをしなくてすむからいいんでないかい,と思って,緊急性を感じないまましばらく放置.

こんな時に限って,本日締めきりのファイルをwebmailでやりとりしている者が約一名いることが発覚.本腰を入れて復旧作業に乗り出す.

見当をつけていたファイルが原因ではなっかたことが判明し,しばし焦る.

結局,別機にクリンインストールした設定ファイルを移行させて復旧を完了.原因は不明のままだが,私のあらぬ考えにサーバーがひねくれたか賛同してくれたかで,かってに停止したのかも...

これで半日つぶれた.


プレスリリースした以上は

発表原稿の作成.

文献を収集しに地物の図書へ行ったものの,製本準備中で入手できず.

夕刻,北見の榎本さんが来て,うちでやっている写真測量ソフトで氷河の流動を計測する試作モデルをみせる.

来年度からの「学院・研究院構想」は,学院のほうでは「地球」がとれて昔の環科研にもどったように見えるところがミソなのだろう.昔と違うのは,「環境」という教育項目に対して全学的な院生指導体制をとることができる点であり,文系の協力も視野に入れているんだろう,ということは容易に想像できると思う.

プレスリリースした以上は,いろんなところから関心が向けられることになることは必定.その点では今やホームページは重要な広報手段になった.それに院生集めも重要な目的としてある.新体制がどうなるかを早めにホームページで明らかにした方が良いと思うんだけど,その気配は全くない.研究科広報の方針はどうなっているんだろうか?

実際問題として,様変わりすることが決まっている組織の情報を何事もないかのように掲示し続けるのも誠意あるやり方ではないような気がして,管理者としては随分と気にかかるところなのである.

戦略的なしたたかさからいっても,いち早く手を打つべき項目だと思う.このタイミングでのプレスリリースのねらいがどこにあるのか,今一不明.

やっぱり,大学の主役は学生である.いまどきの学生心理をくみ取ることや,彼らの利益を優先する配慮がもっとあってしかるべきだと思うぞ.


こういうことになりました

院入試口述試験.

来年度の新入生を決める作業が行われているさなかに「学院・研究院」構想の発表.

かつて全国初の「環境」を冠した大学院として発足した前身の環境科学研究科に引き続き,地球環境科学研究科は,またもや他に先駆けて事を始める役回りになった.人柱,露払い,旗振り役,先陣を切る,パイロット事業,なんて言い方もするけど,開拓者は常に矢を受ける宿命にある.そして土地を得るのはいつも入植者たちなのである

現地球環境科学研究科は「地球環境科学研究院」と「環境科学院」になる.学院のほうは旧環境科学研究科の名称が復活したような感じ.学位の名称は修士・博士(環境科学)となるのかな?私は旧のほうの修士・博士(環境科学)だけど,まぎらわしくなるなぁ.

さらなる個人的な注目事項は以下の二つ.

ほくほくFG
New iMac


一次募集試験

入試.台風直撃もそれほど荒れず.蒸し暑い.

試験場は建築学会と重なったため,案内掲示が錯綜し,受験生には気の毒.無事試験場にたどり着けるかどうかも試験されているような感じ.

巨大教養食堂も激混み.開講時にもこれだけ混んでいるのをみたことがない.風雨の中を研究科まで戻る気にもならず,午後の仕事時間も迫っていたため,昼食はあきらめる.

仕事を終えて戻ったら,調理したおかずとご飯が蓋をしてとってあった.心遣いに感謝しつつ,ありがたく頂く.


台風接近

巨大台風が北上中.受験生は無事札幌入りしたであろうか?

明日は北海道に来そうなんだけど,キャンパス北部を行き来する用事があって,風雨の中になるのかと思うとちょっと憂鬱.

フィールドの院生も心配.


geoかbioか

知床取材やら十勝プロジェクトやらで最近気になってきたことがあり,これまで気にはしていたけど手を出していなかった書籍を大枚をはたいて大量に買い込む.

買い込んできた本を読んでいて,気にしていたことの中でGeoscienceの影が薄いことに気づく.と同時に,ますます分からなくなってきた.

唯一思うことは,この講座がEcologyの中でどこまでGeoのことを目指してきたのか,あるいは目指していこうとしているのかってこと.その裏返しは,結局はBioの陣営に取り込まれていくんじゃないかという危惧であり,Geoの母体でもある自然地理学や理学的・第四紀学的領域を研究科の中でどうしていきたいと思っているのか,というビジョンの問題ともつながるのである.


瓜田李下

ドックより帰還.結果は昨年とほぼ同じ.まあ問題なし.

バリウム下しのせいで落ち着かず「アインシュタインに挑む若き科学者の物語」 を一気に読了.

理論物理学のことはさっぱりだけど,本書の中にちりばめられたエピソードにある,米英研究界への批判・問題点・示唆は非常に面白かった.

この本に触発されて最近の悲喜こもごも至り,改革がらみの諸事に関して,批判・提言・謝意等,書きたいことがいろいろ浮かんできた.でも,瓜畑にもスモモの木の下にもいる立場としては,履や冠を何かするようなことは控えておいたほうが良いかなぁ,とも思う.君子じゃないから,格言に従うほどのことはないちゃぁないんだけど,外野で言いたいこと言えた方がよっぽど気が楽だったかもしれない...

せいぜい書けるのはこのくらい,助手にはどうも瓜や李の所有者としての発言権も公式発言の場もなさそうだし,今後も書く機会はなさそう..,結構フラストレーションがたまる.


摂生

機密業務完了.

明日のドック入りに備えて,摂生.20時以降の飲食は控えなければならず,早めに夕食をとったら 20時過ぎからお腹がすいてきた.


名詞と形容詞

一日遅れで誕生日を祝ってもらう.寒冷地形談話会の夏の学校帰りの人やD論を提出して一息ついている人も参加.日中は入試極秘業務.

知り合いの小学校の先生から質問が来たので,それに対応.

質問ですが、
貝の化石は、砂岩と泥岩とどちらによく見られますか?
同様に、魚の骨の化石はどうですか?

小6理科のプリントに,泥岩質の層(さし絵)に化石が含まれている、と記述しましたが、「化石は砂岩質の方ではないかな」と,他の先生から指摘がありましたので。

あまり専門ではないけれど,私が回答した内容は以下.

貝は,種類によって,砂地を好むものもあれば泥を好むものもあります.砂岩と泥岩のどちらから化石が出やすいかは,貝の種類によります.また,生息していた所から,死後に海流や地滑りなどで全く違う環境に運ばれてそこで化石となった場合もあります.極端な場合,火山の噴火で出た火山灰や溶岩の中から化石が見つかることもありますし,シベリアなどでは,凍土や氷の中からも化石が見つかることもあります.でも,生物が火山灰や凍土の中で生活していたわけではありませんよね.

魚の場合は,貝に比べて広範囲を移動するので,よけいに,生息していた場所と同じ底質を示す岩石の中に化石として残っているとは限らないことになります.また,死後に別の環境に運ばれてしまう可能性があることは,貝の場合と同じです.

ちなみに,砂地にしか生息できないとか泥の中を非常に好む,などといったように,環境に敏感に対応して生きていた生物の化石をみれば,化石となった生物の生息環境を知ることができます.このような化石のことを「示相化石」と言います.

生物化石の使い方にはもう一つあって,それは,生物の進化の度合いを基準にして,その地層の年代を知る使い方です.年代を決めるのに使われる化石のことを「示準化石」といいます.

ということで,文章の意図が「生息環境の推測」にあるのであれば,砂岩か泥岩かを明記することは重要なことですが,そうでなけでば,砂岩であろうが泥岩であろうが,こだわる必要はないと思います.それから,問題の「泥岩質の層に化石が含まれている」という書き方は,「泥岩の中に化石がある」と言っているのではなく,「砂岩や泥岩などいろいろな堆積岩から構成されているけれど,どちらかといえば泥岩が卓越している,そういう層の中に化石がある」という意味なので,これでかまわないと思います.

参考までに,「泥質岩」と「泥岩質」とは全く違う意味になります.前者は岩そのものを指す名詞であり,後者は「泥岩質な〜」というように層レベルの状態を説明する形容詞として使う用語です.文法的には「泥岩質な砂岩層」というのもあり得ることになります.

いや〜記載用語って難しい.一見正しそうに見えても,学術的には間違っている可能性もある.先生に嘘を教えてはまずいので,上記回答に間違いがあれば,指摘いただくのは大歓迎.


誕生日

昨日知床取材より帰札.いろいろ面白かったけど,肝心の原稿のネタはなかなかつかめず.

今日一つ年をとった.常に年の数以上の論文数を生産していきたいものだ,とは思うものの,まだ年齢のほうが先行中.それがかなうのはいつの日になることやら.

というわけで,本日,論文を一つ郵送.宛先が破綻した事務センターなので,なんだか気持ち悪い.無事に受け付けてもらえるかちょっと心配.


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