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エドモントン滞在記 2002.6.1〜6.15 |
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6月1日 (土)
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天気も良いので,自転車でOld Strathconaに出かける.Farmer's Marketを覗いてから,なにかと有名な路面電車に乗ってみる.
エドモントンは1978年に新しい都市交通機関として北米で初めてLight Rail Transit(LRT)を導入したといわれているが,今では車にすっかりおされて,利用者は非常に少なく,大学と市街の北を結ぶ一本だけが恒常的に運行されている.南に延ばす計画もあるそうだが,財源がなく計画は難航しているとか.いいものを持っているのだから,もっと活用すればいいのに. この路面電車はそれとは別で,夏の間だけ観光客相手に地元の愛好家のボランティアで運行されているもの.Old Strathconaとダウンタウンの間を30分かけて往復している.大人C$3.家族割引き有り. 車掌さんに「日本人か?」と聞かれて「そうだ」と応えたら,「日本語の表示の意味を教えてくれ」といわれた.30分の運行中いろいろ説明してあげたら,「今まで何人かに聞いたけど,一番分かりやすい説明だった」と誉められた.たぶんどの人にもそう言っているに違いない.
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6月2日 (日)
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中継で見る限り,会場の雰囲気は韓国よりも日本のほうが良いように感じる.教授は日本のスタジアムの立派さに驚いていた.
徹夜のおかげで,今日一日はボロボロ.ぼけた頭のまま,ネットでScabland関係の資料を検索していたら,“竹内文書”とか“マッドサイエンティスト”などという危ないサイトに行き着く.読み物としては結構面白いのでおもわずハマッてしまう.危険な罠はこういうスキをついて忍び寄ってくるんだなあ.でも,免役を付けるにはいいかもしれない.
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6月3日 (月)
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5/29に書いたWeb翻訳の件をShaw教授に試してもらった.“内容を知っている人には言いたいことは伝わるが,そうじゃない人にはぜんぜんだめ”ということ.まあそんなもんだろう.
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6月4日 (火)
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6月5日 (水)
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最近,突然のことが多い.今朝,研究室でメールの処理をしていたらShaw教授がやってきて.これからドライブに行くけど来ないか,と誘われる.教授の姉君がイギリスから遊びに来ているので,一緒に“Elk Island National Park”に連れていってもらうことに.
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6月6日 (木)
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宇宙開発事業団の予算削減によって受注業者が撤退し,高度の完成度を要求される宇宙用部品の半数以上が製造中止になる,というニュースを読む.理由として
(1)宇宙政策が不明確で需要予測が難しい ということが業者側から挙げられたそうだが,国立大学の法人化後の状況を占っているようで,非常に興味深い.NASDAと受注業者との関係を大卒生と採用企業との関係に置き換えると,
(1)国・大学の教育理念が不明確で需要予測が難しい とでもなるだろうか.他にもいろんな置き換え案が考えられるが,これくらいにしておこう. 一番興味を引くのは(4)の“技術の先導役として宇宙用部品を手がける利点が少なくなった”という理由.宇宙事業にこだわらなくても,民生品の完成度が上がるようになったことは,ある意味では非常にすばらしいことであるが,国家プロジェクトへ納入しているという実績が企業にとって魅力ではなくなったということでもあり,国家の威信も墜ちたものだと思う.お菓子や伝統工芸品などはいまだに“宮内庁御用達”のブランドが生きているのにくらべてなんと対照的なことか.これは多分に(1)の理由も効いているに違いない.ということで,次の技術の先導役を何処に設定するべきか,という問題が国家政策に突きつけられたのではないかと思う.日本の技術は世界のトップ水準に踊り出たといわれる現在,これまで先進国に追いつくことしか考えてこなかった国策のツケがまわってきたのだ. ある意味で“もう結構です”とあっさり離反できる業者のことをうらやましく感じる.逆に企業とは,景気が悪ければリスクを冒したり新しいことに挑戦することに消極的になるものだということも,これではっきりした.国立大学の法人化にあたって,企業的なものを手本にすべき,と主張されることが多いが,技術の先導役(知の先導役)としての大学をそんなものにしてしまっていいのか,と反論したくなる.きっと,今の改革路線上に大学の衰退が待ち受けていた暁には,すっかり企業体質に変貌した大学法人から次のような言い訳がなされるに違いないのだ.
(1)国・大学の教育理念が不明確で需要予測が難しい いづれにせよ,日本が宇宙事業で世界のトップに列ぶことはもうないだろう.ただし,民生品と量販品で低コストの宇宙ステーションを作り上げることを目指せば,一発大逆転の可能性もある.日本の大学も,世界をリードする(でもコストもかかる)天才・秀才を生み出すことはあきらめて,低コストに凡人・凡才の民衆レベルを向上させるようにしていくべきなのか?ここで問われているのは,優秀な凡人の烏合集団と,数人の天才的リーダーに率いられた民衆組織と,どちらがいいんだろう,ということだ.これは,今後の日本が目指すべき国家像に関する問題でも有り,日本の政治家がしっかり国民に示すべき課題だと思う.
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6月7日 (金)
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札幌での世紀の対決.初夏恒例の研究科ジンパは,警戒体制に気を使ってキャンパスの奥深くで開催されたと聞く.地元じゃなかなか大変らしい. このページ,札幌のランチキ騒ぎの様子がよく分かって,海外滞在中の私には,どのサイトよりも面白かった.講座のMみたいなヤツも写っていたけど,本人じゃないだろうなあ? 天気は良いが,空気が冷たい.半袖で自転車をこいでいたら,腕が真っ赤になってかゆい.
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6月8日 (土)
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私は日本にいないので単なる興味でちょっと調べてみただけ.それでも短時間にいろいろ見つけることができた.これもネット時代の恐いところ.紹介したものは発見した裏技の一部にすぎない(他はヤバすぎてここには書けない).上の二つは電話やネットのシステムの弱点をついた方法で,違法とはいえないがズルイやりかた. 政治にしても経済にしても,世の中グレーゾーンが多すぎる.そこをうまく使っているやからが懐を肥やすのだ. 先週の不摂生な生活がたたって,今日一日,洗濯と掃除を済ませたら,あとは寝たり起きたり.でも今夜は日本vsロシア戦が控えているのでまだこのリズムから抜けられそうにない.ビデオを買っておけばよかった.
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6月9日 (日) ![]() |
前回の春先とはすっかり変わって,緑が濃くなっていている.タンネの香りがぷんと立ち込めていて心地よい. Edmontonの地質案内書を片手に,川沿いの段丘の露頭を観察.四段あるという段丘の下位二段だろうと思われる段丘面を確認.6000 yr BPのMazama Ashがあるはずだが,確認できず.
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6月10日 (月) ![]() |
TVを見ていたら,面白いコマーシャルをやっていた.突然一般人が“Macはいいよ”って語り出すもの.あまりに突然だったので,なんだか狐につままれたような感じだった.早速Appleのホームページを見たところ,Topページが変更されていて,TVで見た一般人がでてきた(リロードすると人が替わる).どうやら新しいキャンペーンを始めたことが判明.それは,なんと“スイッチ”させちゃうキャンペーンなのだ.“Think Different” 以来の大型キャンペーンで“Real People”というらしく,今日がその初日だったらしい. ホームページで“Real People”キャンペーンのTVコマーシャルのQT版を一通り見た.いろんなバージョンがあるのだが,どれも一般人が“スイッチ”した理由を語っている単純な構成.Appleのロゴがちょことでるだけで,Macは一切出てこない.最後は「私はキャサリン.フリーライターです.」なんていう感じに締めくくられていて,まるで個人のコマーシャルのような雰囲気.うーん,なかなかやるなあ. プレス記事には,“NBA決勝中継の時にキャンペーンのTVコマーシャルが見られるよ”と書いてあったけど,これが今世界を熱くしているW杯中継でないというのは,いかにもサッカー不毛の北米企業という感じがする. そういえば最近,逆スイッチしたという人の話も聞いたけど,調子はどうよ?
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6月11日 (火) ![]() |
天気もよく,リラの花が満開. 今日はUAの理学部の卒業式.Shaw教授は式典に出席で留守.帰宅時には,角帽と黒のガウンに理学部を表す緑のGraduation Sash をかけた卒業生をたくさん見かけた.
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6月12日 (水) ![]() |
暑い一日.バンフでは30度近くまで気温が上昇したとか. 昨日,麦茶が欲しいと思って東洋食スーパーに出かけた折,依田さんにばったり出くわす.7月上旬には帰国とのことで,最後の良い時期にあちこち出かけているらしい.先週にバンフに行ったら山に雪が降ったと言っていた. 地球温暖化との関連も囁かれているけど,世界のあちこちで森林火災が起きて深刻な問題になっている.エドモントンの近くでもあったばかりだし,現在はシベリアやコロラドで大規模に燃えている.TVのニュースもこの話題ばかり.(参考ページ)
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6月13 (木) ![]() |
午後依田さんがやってきて,日本から送られてきたカキモチをお裾分けしてくれた.丁度Shaw教授がお茶に誘ってくれたので,三人でおしゃべり.日本人を交えて英語で会話するのはどうも苦手.
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6月14 (金) ![]() |
共催国,韓国もめでたく決勝T進出.でもなんだかすっきりしない試合. 今日も暑い一日.なかなか遠出する機会がつかめなくて,少々焦りぎみ.やっぱり車がなきゃだめだな,こりゃ. |
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6月15 (土) ![]() |
朝早くから,家の裏で中国人の大きな話声がする.中国語の会話は時として争っているようにも聞こえてしまうのだが,今朝も疎ましく思いながら布団のなかで駄眠をむさぼる.会話が2時間も続いているので,起き出してから外を見たら,単に談笑しているだけだった. |
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May 2002後半 |
エドモントン滞在記 |
Jun.2002後半 |





1-1
アイルランドvsカメルーン
2-1
デンマークvsウルグアイ
8-0
ドイツvsサウジアラビア



1-0
アルゼンチンvsナイジェリア
2-2
パラグアイvs南アフリカ
1-1
イングランドvsスェーデン
3-1
スペインvsスロベニア
0-1
クロアチアvsメキシコ
2-1
ブラジルvsトルコ
2-0
イタリアvsエクアドル
0-2
中国vsコスタリカ
2-2
日本vsベルギー
2-0
韓国vsポーランド
また徹夜してしまった.Shaw教授も,顔色を見ただけで寝不足気味なのは明らか.
2-0
ロシアvsチュニジア
3-2
USA vsポルトガル
ドイツvsアイルランド

移築されたウクライナ移民の建物は,エドモントン郊外の風景にもよく溶け込んでいて,映画「ひまわり」の中の風景や,「ドクトル・ジバゴ」の冒頭で母親の葬儀のシーンに出てきた広大な風景を思い出した.おもわず,バラライカで演奏されていたテーマ曲をくちずさむ.受付の女性にジバゴのことを聞いたところ“彼はロシア人じゃないの”という返事で,“あれっ”と思う.でも,私の記憶では,ジバゴの母はバラライカの名手だったし,その才能が娘にも引き継がれていることが判明するラストシーンでも分かるように,終始この映画で大きな意味を持っているバラライカはウクライナの伝統楽器だ.そのうち映画を見なおすか小説を読んで確認してみようと思う.いづれにしろ,すっかりウクライナのファンになってしまいそうな気配.
実はアルバータ一帯は
デンマーク vsセネガル
1-0
0-0
2-1
スペインvsパラグアイ
アルゼンチンvsイングランド
1-0
イタリアvsクロアチア
ブラジルvs中国
2-1
1-1
日本vsロシア
勝った
徹夜続きだが,日本の勝利のおかげで元気.不摂生な生活から脱却するため,
この川にはビーバーが生息していて,あちこちにダムを作っている.Rains教授の話では,段丘面の露頭にも古いビーバーダムの化石(?)とそのダムの存在によって河床高度が規制されてきた状況がみつかるということだったが,それも確認できず.しかし.現河床高度は明らかにダムによってコントロールされており,ビーバーも十分に地形をつくりえることが納得できる.こういうのを専門用語でなんというのか寡聞にしてしらないが,“バイオターベーション”ならぬ“バイオコンストラクション”とでもいえそう?
1-1
韓国vsUSA
1-1
4-0
デンマークvsフランス
3-3
カメルーンvsドイツ
0-3
0-0
スェーデンvsアルゼンチン
南アフリカvsスペイン
1-3
コスタリカvsブラジル
3-0
メキシコvsイタリア
1-0
3-2
チュニジアvs日本
ポルトガルvs韓国
3-1
ポーランドvs.USA